技能実習制度概要
技能実習制度は、日本で培われた技能、技術又は知識の開発途上地域等への移転を図り、当該開発途上地域等の経済発展を担う「人づくり」に寄与することを目的として創設された制度です。
技能実習法では、このような国際協力という制度の趣旨 · 目的に反して、国内の人手不足を補う安価な労働力の確保等として使われることのないよう、技能等の適正な修得、習熟又は熟達のために整備され、かつ、技能実習生が技能実習に専念できるように、その保護を図る体制が確立された環境で行わなければならないことや、労働力の需給の調整の手段として行われてはならないことなどが定められています。
現在は、2017年11月1日に施行された「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」に基づいて、新しい技能実習制度が実施されています。
当組合では、外国人技能実習機構の指導に基づき、技能実習生の受入れ、各種手続き等、組合員へのサポートをしております。
受入の流れ
技能実習生受入お問い合わせ
約1ヶ月
現地面接
約1ヶ月
現地日本語学校での日本語学習
約4ヶ月
外国人技能実習機構 · 入管等への申請
約1ヶ月
入国 · 集合講習
約1ヶ月
配属、技能実習開始
約1年
技能実習2号移行
2年
帰国 or 技能実習3号移行 or 在留資格「特定技能」を取得し再雇用
送り出し国別紹介
ベトナム
ベトナム人は勤勉であり、手先が器用で礼儀正しいです。現在日本にいる技能実習生の最大の送出し国です。
中国
積極的な性格で日本語の修得、上達が最も早いと言われています。
ミャンマー
国民の約90%が仏教徒であることなど、日本人に近い国民性を持っています。日本語の上達スピードの速さなど、日本で働きたい意欲を強く持っています。
スリランカ
スリランカからの技能実習生は非常に真面目な人が多く、勤労意欲にあふれています。
インドネシア
温厚な人柄で偏った考え方が少なく、協調性があります。非常に礼儀正しく、日本の方々と仲良くやっていくことができます。
タイ
勤労は美徳という考え方が浸透しており、コツコツと努力を重ねていく性格なので、与えられた仕事も工夫しながら取り組む人が多いです。
技能実習生の受入れ特例人数枠
実習実施者の常勤職員総数 | 技能実習生の人数 |
301人以上 | 常勤職員総数の20分の1 |
201人~300人 | 15人 |
101人~200人 | 10人 |
51人~100人 | 6人 |
41人~50人 | 5人 |
31人~40人 | 4人 |
30人以下 | 3人 |
*受入れ人数には制限があります。受け入れ企業の社会保険加入者数等で人数が決まります。
技能実習制度対象職種
技能実習2号移行対象職種 82職種146作業 (2020年2月25日現在)
農業関係 / 機械、金属関係 / 建設関係 / 繊維、衣服関係 / 食品、製造関係 / その他 製造関係 / 介護職種、宿泊職種